恋心あふれでる

考えてみよう。

手越祐也というハートのエース。

しんどい。

昨日はイイね!とハートが追いかけて来る夢を見た。確実にSNS疲れであることは明確である。
ネットというのは、恐ろしいもので、一時的に承認欲求を満たしてくれるかわりにそれ以上の虚無感をセットでお得に付けてくる。
無機質なフォントの会話は虚しさ満点である。
それに合わせて私の場合他人にどう思われているのか過剰に気になってしまうという、面倒臭い性質があり、ネットから今すぐ手を引くべき人間なのはわかっている。しかし、そうするわけにも、いかずーー…。


金髪が揺れている。
テレビの中で手越祐也が踊って歌っている、青と金髪のコントラストが目をチカチカさせる。
これは年末にベストアーティストでテレビ初披露したANTHEMだ。
日テレ系「FIFAクラブワールドカップ2015」のテーマソングでもあるこの曲は手越くんのパートから始まる。

いつみても彼は溢れんばかりの自信を纏いキラキラしている。

私のNEWSのそもそもの入りは手越くんだったことを思い出す。
学生のときからこういうウジウジとした性格で、それを(うわウザイ…)と感じた母が手越くんを指差して「手越みたいないつも自信に溢れてる人はそんなウジウジした事考えないよ、見習え」とほぼ命令に近い事を言ってきたのが始まりである。

自信があるには違いない、まあ、多少理解を上回るぶっ飛んだ噂が耳に入ってくる事もあるが、それも含めて手越くんのキラキラなのだ。

そう、ぶっ飛んだ噂。
ツアーの時期になると、たまに耳に入ってくるが、今回も何か出てくるのだろうか。
そんな噂が出ても、スキャンダルはともかく、グループのために少し控えるべきなのでは…という批判に対してのみファンはぐうの音も出なくなるところはよく見るけれど、Twitterなどには、以前このブログにまとめた、スキャンダルが出るとよく出没するファン何十師はあまりいない様に思える。


アイドルはファンがカタログから選んだ理想の恋の相手である。
だから自分好みにカスタマイズし、彼の心を思い、運命を感じ、まるで自分の恋話のように出会いから別れまでをSNSに綴る。
けれど、それはあくまでも、自分たちの作り出した正しく偶像であり、スキャンダルが出た瞬間自分の物語りと薄々気づいていた現実との相違点に絶望して嘆くはずなのだ。

NEWSのアイドル担当、一番夢を見せていそうな手越くんである、単にファンのスキャンダル馴れなのか、それだけではない様な気がする。

なんというか、これは個人的な見解だけれど恐らく…、言ってしまえばその諸々なスキャンダル、手越君はやりそうなのだ。

彼を知ってれば知っているファンほど援護射撃の銃を置いているように見える。

それこそが彼の凄いところである、手越くんは表と裏の性格が一貫している。

ファンを子猫ちゃんと呼び、自らを王子と称する自信を持ち、勝負事には手を抜かず、負けず嫌いで、努力を見せずかっこいいを極めているからこそ自信がある彼は、自信がある故に、一番ヤバい柄を選んで夢の国で列を作り、子供は欲しい結婚はしたい、けれど自分のこと好きな女の子は萎えるんだよね〜と、おいそりゃヤリt…と思わせる様な事を言う。

良いところも悪いところも、ある意味で真っ直ぐとした芯のあるその性格は、つい癖で小さい嘘をついてしまうから表向き芯がブレブレな私にとって凄いの一言である。

怖くないのだろうか、嘘をついて良い顔ばかりを見せていなくて、彼は怖くないのだろうか。
もしかしたらそれは虚勢かもしれない、笑顔笑顔と何かのおまじないのように唱える手越くんを思い出す。
だけれど、彼が人から悪く思われたとしてへこんでいるところをファンである私は知らない。
やっぱりハートのエースは強いのだ、それは良い意味でも悪い意味でも。

偶像と言うにはあまりにも人間的で、サッカー少年がそのまま大人になったような無邪気さと強さと脆さが同居する彼は、裏も表も丸ごと魅力的である。

不思議なのだ。
例えば手越くんが全うな恋愛感を持ちぶっ飛んだ噂が出てこなくなるとそれはそれで困る自分がいる。
何故ならあの噂でさえ、私が彼に期待してしまう裏付けなのである。
あそこまでぶっ飛んでる噂を持ってくる人は、コンサートや大事な場面でやってくれそう、と思わせてしまうからだ

手越くんに関しては恋というより物語りのヒーローを見ている気分になってしまっているのだろうと思う。

ヒーローはファンを子猫ちゃんと呼びながら今日も大好きなサッカーの仕事をしながら人生を謳歌する、時には悩んだりするだろうけど多分その悩みはファンである私には届かない。
負けず嫌いの彼は弱い所を見せないからである。

歌が終わる、何回リピートしていたのか。
絶対的な信頼のなさと絶対的な信頼を持つ彼の歌をずっと聴いていたら、少しずつ元気が出てきた。


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