恋心あふれでる

考えてみよう。

増田貴久に嫉妬をしたのか、考える。

待ちに待ったQUARTETTO DVDの発売日である。
しかし、どういうことか…今年のツアーDVDの発売は不安になるほど早い。

やれば出来るじゃん!ありがとう!JEと言いたいけれど、なんだこれ、こんな早くDVDになっちゃって大丈夫か。
まさか、ディスク一枚月一発売とかじゃないよな…。

的な。私のネガティヴ妄想を他所に観た瞬間「あっ…これ観たことある(観た)」系デジャヴを起こす臨場感に溢れた素晴らしいDVDでした。

その中で一番楽しみにしていたのが、我らが帝王(?)増田貴久のソロ「LIS'N」

増田くんのダンスほんとに好きで、手越くんもそうだけど、手足は細いけど、結構どっしりしてる身体つきなのに、何故あんなに身体が軽く見えるのか。羽が生えているのかな?天使だもんなあ、そっかー。

どこで一時停止しても様になるあの動きと腰の柔らかさ。あんな指の先まで意識がいくってどういうことなんだろう。
腰と頭と指と腕と脚が別人格としか思えない、すごい。

自分で何度も映像繰り返し見て、一時停止をしていたりするのだろうか…とにかく、自分には出来ない一枚絵みたいな綺麗なものを観ていると心が安らぐ。安心する。気持ちいい。

そんなわけで、気がすむまで欲望のまま、LIS'Nを繰り返し観ていた私。

楽しい、気持ちいい、きれい…素晴らしい…。

ふと、

ふと一瞬気分が落ち込む。

えっ、なんでだろう、と思いながら見続ける。いや、どう考えてもわたし今落ち込んでいる。驚くほど急速に気分が下がってくる。だめだこりゃ。ちょっとしにたい。

落ち着こう。考えよう。

さっきまで気持ちいいと思っていたのに、あまりにも躁鬱の落差が大き過ぎる。
自分に出来ない動きをしている増田くんを観るのが気持ちいいのではなかったのか。楽しかったんじゃないのか!どうした自分!



そもそも…、増田くんのダンスだけが自分に出来ないわけではない。

全てにおいて増田くんはカッコいい。

さあ、どこがかっこいいか、分析だ。
顔も好きだけど二の次である。顔も好きだけど。…好きだ。

個人的、増田貴久を司る三大要素
運動神経、気配り、服。

まずは運動神経。
増田くんって「いつもニコニコしていてかわいいっぽい人だよね」から入った私は可愛いキャラ=運動神経の悪いというとんでも方程式を立てる。
立てた瞬間、崩れ去る方程式。(「pumpkin」観た)

気配りはいつも凄いなあと思うけれど、QUARTETTOのメイキングを観ると、スタッフさん達に対する接し方や挨拶の仕方が映っていてあのメイキングで増田貴久に惚れない女はいないのではないだろうか…というくらい、真摯に人と向き合っている所がわかる。
さすがはNEWSのガチ恋枠である。

照明をこうしてほしい、ああしてほしいって言うんじゃなくて実際行って、見て、相談して、考えている所、かっこいい。
コミニュケーションが取れるってすごい。すごいことです。ブーメランが痛いなあ。

衣装にしても、こだわりがちゃんとあって、他人を介入させてはいけない、個性と言われるその部分に絶対的な自信を持っていて、一般受けも何も気にせず、自分のセンスのままに突き進む。

だからこそ、考え抜いたそのこだわりはファンの人にきちんと伝わる。

対価が支払われるそこで、自分を信じ抜くことって難しい。
個人的なことなら勇気が出るかもしれないけれど、自分の信じたもので、何百万人が動く。
そんなこと、冷静に考えるとこわい。でも、それをするのがプロだ。

夜道を歩いていても絶対事故に合わなそうな蛍光黄色の衣装も最初の衝撃はあれど、何度も見ていると本当に可愛く見えてくる。すごく可愛い。似合ってる。
ファンの盲目なのだろうか?それでも、自分の世界に引き込んで、虜にさせてしまうことには変わりない。



そんな、凄い人を見てると、突然へこんでくる。


ずっと、増田くんには好きとか嫌いとかではない別の感情があって、それがなんなのか。

お金をもらって、仕事として表現者をしている私は、増田くんを尊敬して、羨ましくて、かっこよくて、憧れて、しかたがない。

へこんでいたと同時に私は一瞬、嫉妬をしていたんだろうなと思う。

自分の世界観をきちんと持っている増田くんに嫉妬をしたのだ。 

前に毒舌王が「自分の身分をわきまえた嫉妬じゃないとかっこ悪い」って言ってたの、やばい、グサグサくる。 
その通り。
身分、わきまえたら私は一ファン……。そして対するは55000人をもれなく熱狂させるアイドル様。(てんし) 


だけど、私は、もう少しちゃんとしたい。ので、どうしたらあんなに自分のセンスを信じられるのか、また考えることになる。
いや、だめだな。考えるんじゃなくて、目の前のことと向き合わないと…。

増田くんのかっこいいところはもう1つ。過去でも未来でもなくて、いつでも今を見ているところ。

今度見るときはへこまないでLIS'Nが見れそうだ。

増田くん、尊敬してます、憧れです。