恋心あふれでる

考えてみよう。

NEWSテゴシゲの『相槌』を考える。

人は話し手と聞き手に分かれる。

本来は話し手と聞き手が臨機応変に役が変わるのがコミニュケーションというものだけれど、それでも、聞き上手と話し上手というものが存在するように、ある程度はどちらかにわかれる。
そして、聞き手は話し手を求め、話し手は聞き手を求めるのである。

お喋りは好きだ。
というよりは沈黙が苦手である。
私の友人の増田担と手越担にはもうだいぶ長い付き合いなのでそんな気も使わないが、さすがに使わなさすぎなのではと心配になるくらい話をしてしまう。

社会人になってからというもの、日中はほぼひとりで過ごしていて、そんな頻繁に友達とは会えない。
二十代、みんな気が滅入るほど仕事をしている。
なので、久しぶりに会うと決壊したダムのように喋りたいことが溢れてきて、結果喋り倒してしまうのだ。

凹んで家に帰る、迷惑をかけてしまったかもしれない。自己嫌悪である。

なんかの番組で、話している人の方が聞き手より何倍も満足感を得られるというようなことをやっていた。
自分が満足するくらいなら人に満足感を味わってもらいたい、だがしかし、それがなかなか難しい、決壊したダムの水は理性では塞き止めることができない。

私はどちらかといえば話し手で、聞き上手な人に憧れる。

聞き上手な人は何が上手いかというとダントツに相槌である。
同じことを繰り返しているだけなのに、話を引き出し、相手を満足させる。

話し手に満足感を与えるためには、どれだけ相手に共感し、話を引き出せたかが重要なのだと個人的には思う。

一方話し手は相槌があまり上手くない。
何故なら自分の話がしたいので引き出すことをしないからだ。

聞き上手な人の相槌が餅つきの助手だとしたら、話し手の相槌は杵である、もうこのもち米いいから次のもち米はやくってなもんで、話し手と話し手の集まりは、如何に自分が主導権を握るか斬り合いになっていて恐ろしい。喧嘩になってしまう、話し手にとって相槌とは愛情なのかもしれない。

さて、相槌といえばNEWSである。

話し手と聞き手がうまい感じに分かれていて、たかが相槌されど相槌、比較してみると四人とも個性が凄い。

小山くんはもう、それが本職なので、相槌のプロをわたしがアレコレ考えることは恐れ多すぎるのだが、ほぼフェチなので、ひとつここ凄いポイントを纏めたい。

小山くんの相槌の凄いところは、「わかる、なるほど、そうなんですね」というように、一旦相手の意見を受け止めてから、自分の意見や質問を返すというところである。

肯定癖という言葉があるのかどうかは知らないが、小山くんは聞いている時、話し始め、絶対相手の言葉を肯定する。

これは話を広げたい時や、相手の話を引き出す時にとてもいい方法である。

と、書くのは簡単だが、これが…なかなか…難しい。

むやみやたらに肯定していると、(わたしのことしらないのになにこのひと…話すのやめよう…)と心を閉ざしてしまうし、場合によっては信頼度が下がってしまう。

そうならないためには、相手の話の大事なところを、相手より早く読み取り(ほんと何この技)→まとめ→いい感じの行間で、そこを突いて質問するという…
考えただけで脳みそが爆発しそうな語彙力とリズム感とその他もろもろ凄い力が必要なのである。

もうすごいね、小山くんはほんとにちゃんとアナウンサーだね…。小山くんの相槌はプロ…。


さて、ここからはNEWSの中でも、同い年、ひとりっこ、人見知り、共通点が多いのに正反対の手越くんと加藤くんの相槌を勝手に比較してみよう。

まず先行手越くんは、人見知りといわれているが、ラジオやメイキングなどを見てると彼はどちらかといえば話し手である。

というより、人の話を…聞いて…いな………、いや、彼は頭の回転がはやいのでオチまで黙ってられないだけかもしれない。
たまにパッパラパーにネジがぶっ飛んでるけれど、手越くんは自頭がいい。そしてリズム感もある。(羨ましい)

なのに、どうしても適当な相槌に聞こえるのは何故だろう。

基本的に人に興味がないと言われている手越くんだけれど、恐らく興味がないのではなく、自己顕示欲が強いために人に興味を持ちたくない、或いは、持って欲しくないように見える。

自分だけをとにかく見ててほしい、手越くんの相槌は会話の主導権が欲しいためテンポが早く、同じ言葉を繰り返す。

「なるほどなるほど、そっすか、へー、はいはいはい」とこんな感じ。

テンポが早く相槌を打たれると、急かされてる感じがして相手は早く話を切り上げてしまうので、話を聞き出す相槌としては不向きである。

話を早く終わらせたい相槌としては使えそうだ。

この適当な相槌、凄く好きだけれど、ハキハキ喋る手越くんも魅力的で、かっこいい。
Touchのメイキングでのオール自慢もかわいかったです。あれ褒めてオーラすごかったな〜。かわいいな。

そして後攻、加藤くん。
加藤くんもどちらかといえば話し手な感じがするけれど、好奇心が他の四人に比べてずば抜けて強いため、聞き手に回った時のポテンシャルの高さは物凄い。

加藤くんの相槌の良いところは、テンポが遅く、声のトーンが低く、共感するところだ。 
そして定期的によく笑う、これは話してる側としては気分がいい。

「あー、そうなんだ、へえ、それで?、うん、ははは!、わかるかも」

不思議なことにこのループで話し手はほぼすっきりする。
最後の「わかるかも」、肯定+共感力。
男の人には無意味かもしれないが、これで落ちない女子はいない。
女の子同士の会話なんてほぼ、共感で話が成り立っているのだ。

なんなら共感してほしくて話しているので、無理矢理こちらから聞き出した悩み相談などでなければ「あー、わかるわかる」で女のハートはがっつり掴める。

相槌の種類は小山くんと似ているのだが、なぜこんなに加藤くんの相槌は女子受けしそうなんだろう。声とテンションが低いからかな。

なんにせよ、あの人聞き上手で素敵ねと加藤くんは言われているはずだ、たぶん。
小山くんとかに。

加藤くんの相槌は話し手をけして嫌な気持ちにさせない相槌だとおもう。
個人的電話したいジャニーズ1位です、おめでとうございます…(祈り)
2位は有岡くんです。

話し手の私は今必死にラジオを聴き漁って加藤くんの上手な相槌をマスターしようと必死である。

そして、この先友達のダムが決壊してしまったとき、ちゃんと話を聞いてあげられるようになればいい、そうなりたい。

以上でした。

増田くん割愛してごめん…。